日本のドラマから考える3

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視聴率が良く(当時観た人が多い)、代表的な作品を
2つ前述しましたが、他にも障害者が主人公、または
主人公の身近な人間が障害者、という設定のテレビドラマとして

星の金貨(主人公が発音・聴覚障害)、オレンジデイズ(恋した女性が
聴覚障害)、1リットルの涙(主人公が難病・脊髄小脳変性症)、
ひとつ屋根の下(弟が半身不随)、裸の大将(主人公が知的障害)、
アルジャーノンに花束を(主人公が知的障害)

などが挙げられます。
恋愛や結婚にしぼるなら、前章の2作品に加えて、上記の
「星の金貨」「オレンジデイズ」「1リットルの涙」
あたりでしょうか。

ここで再度この問題。
-障害者は恋愛や結婚の対象になるかどうか?-

これらの作品から推測してみると、
相手の障害の種類や度合いによって、恋愛や結婚の対象として
見ることができるかどうかは違ってくるかもしれないと
思いました。

それに、いざつき合ったり結婚した後であっても、
例えばデートの行き先などは
相手の状況によって変わってくるでしょう。
初めての場所だからとか、階段や坂が多いからとか、
さまざまな理由で行き先に制限があるかもしれません。
食事やトイレが理由で、行きたくても
断念せざるをえないかもしれません。
また、当日の体調が思わしくないとか、途中で体調が急変したとか、
その場の状態も健常者同士のデートのようには
いかないことだってあるでしょう。
二人きりでは難しくて、デートにも介助者が
必要な方もいらっしゃいます。

次の章で、もう少し掘り下げて
考えていきたいと思います。

日本のドラマから考える2

②Beautiful Life(2000年1月16日~3月26日・全11回)
いまいち人気のない美容師の沖島柊二(木村拓哉)と、
難病に侵されて車椅子生活を強いられながらも、明るく生きる
図書館司書の町田杏子(常盤貴子)の恋を描いたストーリー。
共演者に的場浩司、水野美紀など。
こちらもなんと平均32.3%、最高41.3%という
驚異の高視聴率をマークしている。

先ほどの「愛していると言ってくれ」同様、
主演が美男美女(しかも、2作品とも常盤貴子!笑)のドラマなので
現実味には欠けますが、
この作品の何がすごいって、その社会的影響力!

「バリアフリー」という言葉が広く知られるようになったのは
このドラマがきっかけ、と言われています。
さらに、劇中で杏子が愛用していたオーエックスという
メーカーの車椅子も、これをきっかけに知名度も
売り上げも急上昇しました。
他にもヤマハのオートバイTW200や、オペル・ヴィータの
売り上げ増加に一役買ったそうです。

この作品にかぎらず、キムタク主演のドラマは
昔から数々の経済効果や社会現象を巻き起こしていますが、
ビューティフルライフでのような、一部の人しか知らない
言葉や会社に対しての認知や理解が上がったことは、
本当に良い影響だと思います。

日本のドラマから考える

次に、ハリウッド映画より身近な
日本のテレビドラマを思い出しながら、
障害者と健常者の恋愛を考察していきましょう。

①「愛していると言ってくれ」(1995年7月7日~9月22日・全12回)
聴覚障害者で新進青年画家の榊晃次(豊川悦司)と、女優を夢見る
水野紘子(常盤貴子)が、さまざまな苦難を乗り越え
愛を深めていくストーリー。
平均21.3%、最終話で最高28.1%という高視聴率を記録。

このドラマの中では、紘子が先に晃次想いを寄せ、
彼の気をひくために手話を覚えたり、彼のサポートをしようと
けなげに努力する姿が可愛かったですね。

ただ、これはあくまでトヨエツのビジュアルが
あってこその話でしょう。
男前で画家さんで
浮世離れしている生活もなんだかオシャレで…これは
障害者であってもなくても、女がほっとかないですよ!
ドラマだから、そういうものなんですけどね。。

障害者、とくに男性からすると、恋愛や結婚する上で
お金の心配が先に立って、積極的になれない
と考える方が多いそうです。
でもこのドラマの中の晃次は、新進画家として
すでに活躍しているので、心配していなさそう。

ちなみに、「浮世離れしている生活」と先ほど表現しましたが、
このドラマで晃次が住んでいるオシャレなほったて小屋(?)には、
聴覚障害者が実際使っているであろうシステム(来客があると
ランプが光ったり、電話ではなくFAXを多用していたり)が
取り入れてあったのが印象的でした。